事故や災厄などから、自分の身を守ってくれる。
人生の勝負どころで力強く支援し、幸運をもたらす。
人に害を加える邪(よこしま)な念や、霊的な存在から身を守ってくれる──
そうした存在が常に身近にいれば、これほど心強いことはありません。
誰しもが災厄を回避し、夢や目標を叶えたいという思いを抱いているはずです。
陰陽師の先達たちは、成功への強い思いを抱く方のなかで、特にこれぞというご
く一握りの方々を、特別な術によって守護し、活躍を後押しすることがありました。
そのような術の一つが、「上位式神」です。
上位式神を人生の伴侶にした人物のなかには、歴史に名を刻んだ成功者が数多くいます。
 
式神には様々な種類がありますが、人の役に立つ式神には@思業式神(しぎょうしきがみ)A悪業罰示式神(あくぎょうばっししきがみ)、B擬人式神(ぎじんしきがみ)という3種があります。
このなかの@思業式神(しぎょうしきがみ)とA悪業罰示式神が、「上位式神」に相当するもの。“自分の意思をもって最良の判断をし、持ち主を助ける”ことができます。
私が相談者の方へ特別におつくりしている上位式神は、@の思業式神です。私の分身として持ち主を守護し、運命を良い方向に切り拓くために支援します。ちなみに悪業罰示式神は、悪行を行なった霊的な存在を陰陽師が調伏して、自分の使役神にした式神。これについては、おわたしすることはできません。
(B擬人式神は、鑑定室で皆さまにおわたししているものと同じ「下位式神」です)
 
  では、実際に上位式神をもつとどのような恩恵があるのかということを、ご説明しましょう。
上位式神はつねに持ち主に仕え、先々に危険があれば知らせてくれますし、重要なことを行なう際によりよい方法を教えてくれます。また自分の夢や目標に向かっていく気持ちを強く後押ししてくれたり、挫折しそうになったときに勇気を与えてくれます。
上位式神は持ち主専任の参謀であり、決して裏切ることのない支援者であり、霊的な守り人
ででもあるのです。
そうした存在がつねに寄り添っているということは、人に比類ない胆力と、揺らぐことのない自信を与えてくれることになります。
カンがいい人であれば、上位式神の気配を感じることができますし、実際に声を感知することもできますが、多くの人は直感というかたちでメッセージを受け取ることになります。
具体的にいうと、たとえば何かの選択において迷ったときなどに直感が働き、最良の選択が自然にできるようになるということです。
また人生の難題に直面したようなときにも、解決方法がすっと思い浮かぶようになります。
一つの選択が、後の運命を大きく左右することがあります。何気ない行動が、人生を好転させることも暗転させることもあるでしょう。知らず知らずのうちに持ち主が人生の重要な岐路に立ったときに、当人にとっての最良を考え、歩むべき道を教えてくれる存在、それが上位式神なのです。
 
では、上位式神はどのようにしてつくるのでしょうか。それをご説明する前に、まずは下位式神のつくり方について簡単に触れておきます。
ふだん鑑定室でおわたししている下位式神は、相談者の方の御度を式神に移したうえで、私が念を込めておつくりしています。つまり、下位式神には持ち主本人の御度が宿っているということです。
上位式神をおつくりする際も、私は最初にその方の御度を読み取りますが、それはご当人に合う(あるいは必要とされる)上位式神をつくりだすために必要なことで、式神をつくる際には使いません。
御度を確認できた後、ご当人の御度に相性を合わせるように意識しながら、私自身の御度を練って上位式神をつくります。御度という粘土を練って、式神の姿を立体的に造形するといえば、わかりやすいかもしれません。
そのようにして練りあげていくうちに、男女の性別や容姿などが固まっていき、最後に私自身が上位式神としての名前を与えると、上位式神が完成します。名を与えることで呪(しゅ)をかけて、意志をもたせるのです。それによって上位式神は私の手を離れ、私の分身として動けるようになります。またそのときに、式神としての能力や性格も決定されます。
つくった上位式神は、石に入れて依頼者の方へおわたししています。石である理由のひとつは、強い力に耐えられる容器だということ。私が念を入れやすく、術の効力を持続させるのに適していて、霊力が高い石を選んでおわたしすることになります。
 
  陰陽師の御度を練り上げ、念を入れてつくる上位式神は、きわめて強い力をもっています。
持ち主に与える影響は大きく、人によってはその力に振り回されてしまったり、負担を感じてしまう方もおられます。そのような事態に陥ると、持ち主の人生をより良いものにすることは困難になるといえるでしょう。そのため、上位式神については、どなたにもおつくりするというわけにはいきません。必ず直接ご本人とお会いし、その方の適性や御度を見極めさせていただいたうえで、おつくりできるか否かを判断させていただきます。
上位式神を所望されても、ご希望に沿えない場合が少なからずあるということをご理解ください。
また、上位式神は短期間に何体もつくることはできません。なぜなら、陰陽師としてかなり大きな力と、高度な集中力を擁するためです。私自身がそのために心身の状態を整え、覚悟をもって術を施す必要が出てきます。ご依頼を受けてからおわたしするまでに、1カ月ほど待っていただくこともあるということをご了承ください。
上位式神をおわたしした後、ご本人と上位式神との親和性を確認するため、鑑定室にいらしていただくことがあります。また様々な事情によってご本人の御度が大きく変わることもあるため、一定期間をおいて鑑定室に来られることを推奨しております。そうした詳細については、個別にご希望の方へお伝えさせていただきます。
  どのような方であれ、人生は山あり谷ありの道程です。夢や目標を叶えて望む成功を収めるためには、それなりの努力が必要だということは言うまでもありません。しかしその努力を成果に結びつけるためには、心身にダメージを負うような災難を極力避けるべきですし、要所で正しい判断をしていく必要があります。思い描いた理想の人生を手に入れるために、上位式神は代えのきかない最良のパートナーになることでしょう。

詳しくは鑑定室にお問い合わせください。
 
 
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